JP2023052138A 审中 修饰肽
【請求項1】
(a)ペプチドグリカン加水分解酵素の配列、および
(b)ペプチドグリカン加水分解酵素に対して異種のペプチド配列
を含む融合タンパク質であって、
該異種ペプチド配列が配列モチーフを含み、
(i)配列モチーフが、16アミノ酸長、17アミノ酸長、18アミノ酸長、19アミノ酸長、または20アミノ酸長であり;
(ii)配列モチーフが、リジン、アルギニン、およびヒスチジンからなるアミノ酸の第1の群より選択されるアミノ酸を、少なくとも40%かつ多くとも60%含み、
各アミノ酸が第1の群より独立に選択され、
この第1の群より選択される各アミノ酸が、単独で、第1の群より選択されるさらなるアミノ酸との対で、または第1の群より選択される2個のさらなるアミノ酸とのブロックでのいずれかで、配列モチーフ内に配置されるが、第1の群より選択される3個以上のアミノ酸とのブロックでは生じず、第1の群より選択されるアミノ酸の対が、少なくとも2個、配列モチーフ内に存在し、連続する第1の群より選択されるアミノ酸のうちの3個を含むブロックは、多くとも1個、配列モチーフ内に存在し、但しさらなる条件として、第1の群の3個のアミノ酸を含むそのようなブロックが配列モチーフ内に存在する場合、3アミノ酸ブロックの最初のアミノ酸に対して-12位、-11位、-8位、-5位、-4位、+6位、+7位、+10位、+13位、および+14位のアミノ酸は、それぞれの位置が配列モチーフ内に見出され得るならば、第1の群より選択されず、
(iii)配列モチーフが、アラニン、グリシン、イソロイシン、ロイシン、フェニルアラニン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、およびバリンからなるアミノ酸の第2の群より選択されるアミノ酸を、少なくとも40%かつ多くとも60%含み、
各アミノ酸が第2の群より独立に選択され、
第1の群より選択されるアミノ酸および第2の群より選択されるアミノ酸の合計が配列モチーフの100%となる場合、少なくとも3個の異なるアミノ酸がこの第2の群より選択され、
配列モチーフが少なくとも2個の単一の非隣接フェニルアラニン残基を含有しており、かつこれらのフェニルアラニン残基のうちの少なくとも1個の直前にリジン残基が存在する場合、配列モチーフが配列AFVを含まず、
配列モチーフが少なくとも3個の単一の非隣接ヒスチジン残基を含有する場合、配列モチーフが配列AALTH(SEQ ID NO:2)を含まず、
(iv)配列モチーフの残りのアミノ酸が、モチーフ内に存在する場合、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、メチオニン、またはシステインからなる第3の群より選択され、各アミノ酸が第3の群より独立に選択され、グルタミンが1回のみ選択され得、選択がグルタミンおよびグルタミン酸の組み合わせをさらに含み得ず、
(c)融合タンパク質がSEQ ID NO:1の配列を含まない、
融合タンパク質。
【請求項2】
配列モチーフが図1に示された配列モチーフのうちの1種に適合し、「X」が、配列モチーフが第1の群より選択されるアミノ酸をそれぞれの位置において示さないことを表す、請求項1記載の融合タンパク質。
【請求項3】
「X」が、配列モチーフが第2の群より選択されるアミノ酸をその位置において示すことを表す、請求項2記載の融合タンパク質。
【請求項4】
配列モチーフが、17アミノ酸長、18アミノ酸長、または19アミノ酸長である、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項5】
第3の群より選択されるアミノ酸が、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、およびグルタミン酸より選択される、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項6】
配列モチーフが、第3の群より選択されるアミノ酸を、複数個含有せず、好ましくは配列モチーフが第3の群より選択されるいかなるアミノ酸も含有しない、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項7】
配列モチーフが第1の群の3個のアミノ酸からなるブロックを含まない、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項8】
ペプチド配列が天然に存在しない人工ペプチド配列である、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項9】
ペプチドグリカン加水分解酵素が、Lys394エンドリシン、KZ144エンドリシン、OBPgpLysエンドリシン、またはビブリオファージICP1のテールベースプレートタンパク質である、前記融合タンパク質であって、
具体的には、SEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26、またはSEQ ID NO:27の配列を含む、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項10】
配列モチーフがヘリックス状である、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項11】
プロリン残基が配列モチーフのN末端またはC末端の1~5アミノ酸残基内に位置する、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項12】
プロリン残基が、ペプチドグリカン加水分解酵素の配列と配列モチーフとの間に位置する、請求項11記載の融合タンパク質。
【請求項13】
配列モチーフが、ペプチドグリカン加水分解酵素の配列のN末端側に位置する、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項14】
SEQ ID NO:11、SEQ ID NO:12、SEQ ID NO:13、SEQ ID NO:14、SEQ ID NO:15、SEQ ID NO:16、SEQ ID NO:17、SEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19、SEQ ID NO:20、SEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22、SEQ ID NO:23、SEQ ID NO:32、SEQ ID NO:33、SEQ ID NO:34、SEQ ID NO:35、SEQ ID NO:36、SEQ ID NO:37、SEQ ID NO:38、SEQ ID NO:39、SEQ ID NO:40、SEQ ID NO:41、SEQ ID NO:42、およびSEQ ID NO:43からなる群より選択される配列を含む、前記請求項のいずれか一項記載の融合タンパク質。
【請求項15】
SEQ ID NO:11、SEQ ID NO:12、SEQ ID NO:13、SEQ ID NO:14、SEQ ID NO:15、SEQ ID NO:16、SEQ ID NO:17、SEQ ID NO:18、SEQ ID NO:19、SEQ ID NO:20、SEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22、またはSEQ ID NO:23の配列を含む、ポリペプチド。
【請求項16】
請求項1~14のいずれか一項記載の融合タンパク質または請求項15記載のポリペプチドをコードする、核酸。
【請求項17】
請求項16記載の核酸を含む、ベクター。
【請求項18】
請求項16記載の核酸を含む、バクテリオファージ。
【請求項19】
請求項1~14のいずれか一項記載の融合タンパク質、請求項15記載のポリペプチド、請求項16記載の核酸、請求項17記載のベクター、および/または請求項18記載のバクテリオファージを含む、宿主細胞。
【請求項20】
請求項1~14のいずれか一項記載の融合タンパク質、請求項15記載のポリペプチド、請求項16記載の核酸、請求項17記載のベクター、請求項18記載のバクテリオファージ、および/または請求項19記載の宿主細胞を含む、組成物。
【請求項21】
薬学的に許容される希釈剤、賦形剤、もしくは担体を含む薬学的組成物であるか、または許容される希釈剤、賦形剤、もしくは担体を含む化粧用組成物である、請求項20記載の組成物。
【請求項22】
(i)請求項1~14のいずれか一項記載の融合タンパク質、請求項15記載のポリペプチド、請求項16記載の核酸、請求項17記載のベクター、請求項18記載のバクテリオファージ、請求項19記載の宿主細胞、および/または請求項20~21のいずれか一項記載の組成物を含み、かつ
(ii)ペプチドグリカン加水分解酵素、またはそれぞれがペプチドグリカン加水分解酵素をコードするかもしくは含む核酸、ベクター、バクテリオファージ、および/もしくは宿主細胞をさらに含む、
キット。
【請求項23】
手術もしくは治療によるヒトもしくは動物の身体の処置の方法において、またはヒトもしくは動物の身体に対して実施される診断の方法において使用するための、具体的には、細菌感染の処置または防止の方法において使用するための、請求項1~14のいずれか一項記載の融合タンパク質、請求項15記載のポリペプチド、請求項16記載の核酸、請求項17記載のベクター、請求項18記載のバクテリオファージ、請求項19記載の宿主細胞、請求項20~21のいずれか一項記載の組成物、または請求項22記載のキット。
【請求項24】
食品、飼料、もしくは化粧品の中の抗微生物薬としての、または消毒剤としての、請求項1~14のいずれか一項記載の融合タンパク質、請求項15記載のポリペプチド、請求項16記載の核酸、請求項17記載のベクター、請求項18記載のバクテリオファージ、請求項19記載の宿主細胞、請求項20~21のいずれか一項記載の組成物、または請求項22記載のキットの使用。
【請求項25】
食品材料、食品加工装置、食品加工工場、食品材料と接触する表面、飼料材料、飼料加工装置、飼料加工工場、飼料材料と接触する表面、医療機器、または病院、診療所、およびその他の医療施設の無生物表面のグラム陰性菌汚染の処置または防止のための、請求項1~14のいずれか一項記載の融合タンパク質、請求項15記載のポリペプチド、請求項16記載の核酸、請求項17記載のベクター、請求項18記載のバクテリオファージ、請求項19記載の宿主細胞、請求項20~21のいずれか一項記載の組成物、または請求項22記載のキットの使用。
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